37signalsの「Getting Real」の日本語訳が存在する件について

いつぞやか、Lingr開発者の江島健太郎さんがhttp://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/002760.htmlの記事で、37 signalsRuby on Railsを開発・公開している)がWeb上で出版している"Getting Real"の哲学に共感すると書かれていた。

"Getting Real"の紹介コピー、

Discover the smarter, faster, easier way to build a successful web-based application.

訳すと

成功したWebアプリケーションのよりスマートな、高速な、そして簡単な開発方法を見つけよう

ってトコでしょうか(訳に対する突っ込みよろしくです)。
「あの37 signalsの本!」と、すぐさま自分はGetting Real: The smarter, faster, easier way to build a successful web applicationのページに飛んだのですが、日本語訳が無い&購入手続きが面倒で諦めたのでした。


しかしつい最近、ひょんなことから"Getting Real"の日本語訳がweb上に存在することを知ったのでした。しかも無料。Getting Real日本語版


なんていうか読み始めたら最後、のぐいぐい引き込まれていくような内容です。ここで提示されている開発手法などは一見するとただの理想論のように感じられるかもしれませんが、最近の「イケてる」Webアプリケーションを開発している企業の開発スタイルと重なるところが多々あり、決して理想論で終わらないものであると思います。


文章の時々にはさまれた様々な分野の書籍からの引用も興味深いものになってます。この引用で文章がミョーに説得力を持つようになるんですよね。


おそらく読み終えたエンジニアの多くはモチベーションがフツフツと沸いている状態のはずw

そんな37signalsの"Getting Real"、一読して"Getting Real"してみるのはいかがでしょうか。